インストール/アンインストール
インストールの前に
インストールを始める前に、astah* shareを導入するマシンがシステム要件を満たしているかどうかご確認ください。
TCPポートについて
astah* shareで使用するTCPポートは以下の通りです。
Apache Tomcat
ブラウザ - Tomcat間のHTTP通信のために7080番ポートを使用します。
H2 Database Engine
Webインターフェースによる管理のために8082番ポートを使用します。
JDBC接続を行うために9092番ポートを使用します。
インストール
astah* shareをインストールする方法を解説します。
チュートリアルの「astah* shareをインストールする」と合わせて参照してください。
アーカイブインストーラを展開した直後はライセンスファイルが配置されていないため、Free Editionとして機能します。
既にライセンスファイルをお持ちの場合は、
ライセンスファイルの配置方法を参照して、作業を行ってください。
初期状態では管理者ユーザーのメールアドレスは
jsadmin@example.com、パスワードは
jsadminとなっています。インストール後に管理者ユーザーの情報を
ユーザー管理から変更する事をお勧めします。
Windowsの場合
- ダウンロードページでWindows版astah* shareのアーカイブインストーラをダウンロードします。
- ダウンロードしたアーカイブインストーラ(.zip)を展開します。
展開されたフォルダ内にある「startup.bat」をダブルクリックするとastah* shareが起動します。
Windowsにはパス長の制限があるため、「C:\astah-share-2_4」など短いパスとなる場所にファイルを展開してください。
Windowsサービスへの登録方法
コマンドプロンプトを開き、下記のようにコマンドを順次実行します。
下記のコマンドでは、Windowsのサービスとして登録するために、JAVA_HOME、CATALINA_HOMEの環境変数を設定した後、astahshareというサービス名で登録しています。
サービス名は空白文字や記号が入らない形であれば、astahshare以外でもかまいません。
C:\> set JAVA_HOME=C:\astah-share-2_4\server\jre
C:\> set CATALINA_HOME=C:\astah-share-2_4\server
C:\> C:\astah-share-2_4\server\bin\service.bat install astahshare
ここまでで、「astahshare」というサービス名、「Apache Tomcat astahshare」という表示名でサービスが登録されます。
登録したWindowsサービスのカスタマイズ方法
表示名の変更、使用するJavaVMの変更、Initial memory poolやMaximum memory poolの割り当て等を変更したい場合、下記のコマンドを実行し、設定画面を表示します。
C:\> C:\astah-share-2_4\server\bin\tomcat6w //ES//astahshare
astah* shareのインストール先が「C:\astah-share-2_4」であると想定して書かれていますので、この部分は環境に合わせて置き換えてください。
Linuxの場合
- ダウンロードページでLinux版astah* shareのアーカイブインストーラをダウンロードします。
- ダウンロードしたアーカイブインストーラ(.tar.gz)を展開します。
- 展開されたディレクトリ内にある「startup.sh」「shutdown.sh」をエディタで開き、環境変数(DISPLAY,JAVA_HOME, PATH)を実行環境に合わせて設定します。
展開されたディレクトリ内にある「startup.sh」を実行するとastah* shareが起動します。
astah* shareはアップロードされたastahファイルから画像情報を生成するために、JavaのAWT(Abstract Window Toolkit)を使用しています。そのため、astah* shareはX Window System(以下、Xサーバー)に接続されなければ機能できません。astah* share起動ユーザーが、Xサーバー、または仮想Xサーバー(Xvfb, Xvnc等)を実行した状態でご使用いただくか、接続が許可されたXサーバーを利用してご使用ください。
環境変数の設定 - startup.sh, shutdown.sh
DISPLAY変数の設定例
astah* share起動ユーザーが実行中のXサーバーに合わせて、ディスプレイ番号等を指定します。
# set your environment variable 'DISPLAY' correctly.
DISPLAY=":0.0"
export DISPLAY
JAVA_HOME, PATH変数の設定例
astah* shareが利用するJava実行環境を指定します。Java実行環境についてはシステム要件を参照してください。
JAVA_HOME=/usr/lib/jvm/jre1.6.0_22
export JAVA_HOME
PATH=$JAVA_HOME/bin:$PATH
export PATH
仮想ディスプレイ(Xvnc)を利用した場合のDISPLAY変数の設定例
Xvncをインストールし、下記のようにvncserverを実行した場合
$ vncserver :1 &
DISPLAY変数の設定
# set your environment variable 'DISPLAY' correctly.
DISPLAY=":1.0"
export DISPLAY
仮想Xサーバー(Xvfb)を利用した場合のDISPLAY変数の設定例
Xvfbをインストールし、下記のようにXvfbを実行した場合
$ Xvfb :1 -screen 0 1024x768x24 &
DISPLAY変数の設定
# set your environment variable 'DISPLAY' correctly.
DISPLAY=":1.0"
export DISPLAY
アンインストール
astah* shareをアンインストールする方法を解説します。
- astah* shareが動いている場合は停止させます。
- astah* shareのフォルダ全てを削除します。
インストールフォルダを全て削除すると、削除したプロジェクトに登録されていた全てのastahファイル、図、コメントも削除されます。
予めバックアップ(「
バックアップ」参照)を取るなど、操作は慎重に行ってください。
astah* share 2.3のデータを使用するには
astah* share 2.3のデータをastah* share 2.4で使用する方法を解説します。
- astah* share 2.3を停止します。
- astah* share 2.4をastah* share 2.3とは異なるフォルダにインストールします。(まだ起動しないでください)
- %astah* share 2.4インストールフォルダ%\dataを削除します。
- %astah* share 2.3インストールフォルダ%\dataを%astah* share 2.4インストールフォルダ%\dataにコピーします。
- astah* share 2.4を起動します。